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2011年12月14日 (水)

沖仁 さん@さくらホール

日本が世界に誇るフラメンコギタリスト沖仁さん。 先日は、渋谷のさくらホールのサウンドチェックに行ってきました。 

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今回の編成は、パーカッション、もうお一人のギター、そして、Palma&Cante, Palma&Baileの方との5人の編成。パルマは、フラメンコには欠かせない、あの抜けのよい手拍子、Canteと言えば、そうですね、あの深くお腹の底から発生されるどくとくの歌声、これまたフラメンコにはかかせません。そして、Baileとはダンス。つま先や、かかとで床を蹴り、ギターと絶妙に絡むあの音はもちろん、手の指先にまで魂がこもったあの情熱的なダンスであります。

沖さんのライブは、ブルーノートで拝見して以来ですが、リハーサルからすでに息ぴったりの演奏を聞かせてもらいました。 この日は本番が見れず残念だったのですが、フラメンコファンの方はもちろん、おそらくそうで無い方も存分に楽しめるすばらしい内容だったのではないでしょうか。

リハーサル風景です。

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そして、今回もメインで使われているヤマハ FC50です。沖さんも今回のような大きな会場でのコンサートでは、FC50をかなり重宝してくれています。 明るく、歯切れの良い音は、クラフトマンの熟練の技術で作られているのですが、そのギターに息吹を吹き込んでくれているのは、なんといっても、本場スペインで行われた、ニーニョ・リカルド" フラメンコギター国際コンクールで見事優勝されたまぎれもない沖仁さんですね。

速弾きのメロディーと歯切れの良さを必要とするリズムを刻むフラメンコギター。スペイン・アンダルシアの明るく澄みきった音色を受継ぎ、ヤマハの技術で音の立ち上がりや減衰時間を追求し、明確で歯切れのよいラスゲヤードの音を実現しました。ダンスの伴奏やソロ演奏でフラメンコ独特の情熱的な音楽を堪能できる仕上りです。

しかもこのギター、そう遠くないうちに、沖さんのシグネチャーとして発売が決定しています。詳細はまたこちらでもアップしますが、フラメンコギターに興味を持たれた方は是非注目しておいてください。

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沖さんが、FC50を語るインタビュー記事(→こちらをクリック)です。