新商品情報

2010年4月 9日 (金)

ヤマハ ニューギター"SRT"登場!演奏は小倉博和さん!

TasTakですっ。

4月9日、ヤマハ銀座スタジオでヤマハギターの新商品記者発表会が開催されました。

SRTという新しいピックアップシステムを搭載したエレクトリックアコースティックギターです。

SRTとは…Studio Response Technologyなのですが、極めて簡単に言うと

「良いギターの音が、良いスタジオの良いマイクで、良いエンジニアによりレコーディングされた」…音が、

再現出来るエレクトリックアコースティックギターのピックアップシステムです。

SRTについて詳しくは、是非こちら↓をご覧下さい!要チェックです!!

http://www.yamaha.co.jp/product/guitar/eacg/srt/

本日はギタリストの小倉博和さんをゲストに迎え、SRTのギターを演奏して頂きました。

P1000742 ←小倉博和さんの演奏

小倉博和さんは、最近では福山雅治さんのバックや、ap bankのBank Bandでもお馴染みのギタリスト。

このギターの開発段階からもご意見を頂いたりしてご協力頂いてました。

今日も素晴らしい演奏を聴かせて下さいました!!

P1000754 P1000752_2

↑バッキングはPCとTENORI-ON                   ↑ヤマハの開発スタッフとSRTを語る小倉さん

音は、本当にマイクを設置したかのような”エアー感”が感じられました。

記者の方にも、最高の音を最高の演奏で聴いて頂く事が出来たのではないかと思いますm(_ _)m

小倉さん、本当にありがとうございました!

小倉博和さんのWebページはこちら → http://www.ogurahirokazu.com/

2010年2月15日 (月)

YD9000AJ情報!

TasTakです。

数日前の記事(こちら)でご紹介致しました、

神保彰デビュー30周年記念モデル YD9000AJについての

ヤマハサイトがオープンしましたので、ご案内致します。

こちらです→AKIRA JIMBO debut 30th Anniversary Kit (YD9000AJ) P1000653

価格、発売時期などの詳細はこれからですが、スペック等は掲載されています。

徐々にバージョンアップされる予定ですので、是非チェックしてみて下さい!!

「神保彰ワンマンオーケストラドラムからくり全国行脚2010」も、2月13日から始まりました。

YD9000AJ、どんな音? …気になる方は是非ともライブ会場に足をお運び下さい!

ライブ日程は、神保彰さんオフィシャルサイトで! → http://akira-jimbo.uh-oh.jp/

2009年12月24日 (木)

ヤマハベースギター BB 特設サイト開設!!

TasTakです。

この度ギターサイトにBB特設サイトを追加致しました。
今まで何度も熱く紹介してきたBBをさらに熱く、濃く、紹介しています。
ベーシスト必見です!

Bb_top

BBサイトではブログで紹介しきれなかったアーティストからのメッセージや初登場のアーティストも!!!
分かり易く詳細にBBを紹介していますので初心者から玄人まで楽しめ、知りたい情報満載です。

これからも様々なコンテンツを追加していきますのでお見逃しなく!

BB特設サイトは、こちらから入れます↓
http://www.yamaha.co.jp/product/guitar/eb/

2009年12月 4日 (金)

BBを熱く語るっ! BBアーティスト紹介編

Rockyです。

すこーし、いやだいぶ間が空いてしまった気もしますが、BBを熱く語るっ!も本日が最終章となりましたcrying  (間があいたので、おさらいの意味も込めて、過去の記事です。)

Vol.1 新型BBのボディー構造について

Vol.2 新たな仕様について

Vol.3 あらためて、A.R.E.、I.R.A.って何?

Vol.4 アーティストEvaluationを通して

さて、本日は、海外から届いたVeryナイスなアーティスト写真を皆さんにご紹介して、この連載を終わりたいと思います。 

過去4回を通して、新しいBBが、バンドサウンドのなかでも、決して埋もれることのない、迫力のある低音を持っているとしつこい位言ってきましたが、今から紹介させてもらうBBアーティストも、ヘヴィーメタルや、パンク、クラシックRock、と所謂Rock系ミュージシャンが多いです。  うだうだ言っても仕方ないので、早速いきますね!

James Lomenzo / Megadth

Bb_james_3

James 吼えてます!!ウルトラショットですね。ちなみに、彼のBBは、少し本人仕様が入ってます。指板材が、ローズウッドではなく、メイプルになっているのと、ピックアップのレイアウトに、Billy SheehanのAttitude Lmited2の要素が入っています。Jamesは、10月のLoud Parkでも、こちらのBBを弾いていましたが、あの幕張メッセのなかでも、しっかりベースラインが鳴っていました。

Jeph Howard/ The Used

Bb_jeph_howard_2

西海岸のパンクバンド、The Used、Vintage Whiteが映えますね。

Michael Anthony / Chickenfoot

Bb_manthony_2

Van Halenを離脱したときは、個人的にもショックでしたが、盟友Sammy Hagerと、そして

Joe Satriani & Chad Smith と結成したChickenfootが話題になっていますね。ベースは、BB2024のスペシャルペイントバージョンです。

Brandon Belsky / Dead by sunrise

Bb_brandon_2 

Brandonは、おそらくこのなかで最年少のベーシストだと思います。Linkin Parkの

Chester BenningtonがVocalのDead by Sunriseは、今年のSummer Sonicでも演奏してましたよね!

Tony Kanal/ No Doubt 

Bb_tonykanal_2

No DoubtのTony Kanalです。Tonyは、小さい頃ガレージで練習していた頃から、ヤマハのBBを使ってくれているらしいんです。変わらずYAMAHA BBを使い続けてくれていること、とてもうれしいです。

Glen Hughes

Bb_glenn_hughes

あぁ~、自分も一度でいいからこういうポーズでオーディエンスを煽りたかったなぁ・・・ 

おっと、Glen Hughes、元Deep Purpleです。彼もメイプル指板です。

Duff McKagan / Loaded ・ Velvet Revolver

Bb_duff

最後にBig Artist !!、Duff McKagan、彼もBBを使ってくれています。

いかがでしたでしょうか?今日は海外アーティストのみを紹介させて頂きました。

新生BBサウンド、既にこれだけのミュージシャンからも支持をされていますので、どんどん試奏もしてもらいたいなと思っています。

最後になりましたが、このBBがベーシストのみなさまの音楽LIFEの新たな武器になることを祈念しつつ、勝手に連載企画、BBを熱く語るっ!を終わらせて頂きたいと思います。

BB2024、2024Xが次代の名機となるべく、引き続き開発にも力を入れて作っていきますので、どうかヤマハギター&ベースをこれからも宜しくお願いします♪

2009年11月16日 (月)

BBを熱く語るっ! アーティストエヴァレーションを通して

Rockyです。

いよいよ寒くなってきましたね。私も昨日、箪笥の奥にしまっておったコート類を引っ張りだして、昨日はそれらを天日干し致しました。既に防寒対策はバッチシですpunch

さて、3回に分けて続けてきた、連載のBBを熱く語るっ!もいよいよ終盤を迎えています。

Vol.1 新型BBのボディー構造について

Vol.2 新たな仕様について

Vol.3 あらためて、A.R.E.、I.R.A.って何?

上記3つの内容で、BB2024、ならびにBB2024Xを語ってまいりました。

鳴りの良さを追求し、様々な新規要素をつぎ込んでいるというのは、もう既に御理解頂けたと思うのですが、その根拠となる部分は、たくさんのアーティストの方の意見、フィードバックによって成り立っています。

今日は、そのEvaluationについてお話します。

通常、我々は、新規商品を開発する際、必ずと言っていいほど、アーティストの方にチェックしてもらいます。 

今回も、カリフォルニアはNorth Hollywoodにある、アーティストリレーションと、R&Dの拠点である、YASH(YAMAHA ARTIST SERVICES HOLLYWOOD)と、私がおりますここ、ARTにおいて数え切れないほどのEvaluationを行ってきました。

協力アーティストについては、次回のアーティスト編でがっつり紹介させてもらいますので、本日は、そのなかで、最後まで仕様をまとめるのに悩んだ部分を紹介します。

まず最初に、ボルトオンを採用するということに対しては、数名のアーティストの方からも、BBと言えば、「スルーネックのイメージが・・・」といったお話を聞くことがありました。

実際にスルーネック構造は、BBの主要な特徴の一つであったわけなのですが、Rockベースとして、骨太なサウンドへのシフトという観点では、どのアーティストの方からも、「ボルトオンという方向は間違っていないし、時に長すぎるサスティーンは、Rockサウンドのなかでは、カットしたくなる場面がある」というお墨付きをもらいました。

また、ピックアップのレイアウトに関してもですが、今回のBB2024は、名機と謳われるBB2000などに採用されたリバース配置ではありません。

リバース配置の特徴は、

・低音弦のPUがブリッジ側に寄るため、低音はすっきりと輪郭が出る
・高音弦のPUはネック側に近くなるため、ファットな音が出やすい

Photo_8

などの特徴があり、これはこれで非常に理に適っているのですが、今回は、ベース単体の音だけでなく、あくまでも大音量のバンドサウンドのなかで埋もれないベースラインと、迫力のある低音を!というコンセプトの下、実際にスタジオのなかでアンサンブルの状況下にて評価も行いました。そこでのフィードバックをもとに、音抜け、腹に来る低音という点で、リバース配置を改め、今回のレイアウトに戻しました。

ボルトオン、ピックアップと来ましたが、最後はブリッジの話でこのEvaluation編を終わりたいと思います。

ブリッジですが、下の写真にもありますように、今回比較的軽めのビンテージ・ブラスを使っています。ただ、当初は、ゴツくて、重いタイプのものを使って試作品を作っていました。低音の迫力は申し分なく、パワー感もすばらしかったのを覚えています。ただ、ここで、とあるアーティストの方から、

Photo_10

ボディーがここまで鳴るベースなので、ブリッジがゴツいと、ベース本来の鳴りよりも、ブリッジの音になってしまうのでは?ちょっともったいなくない?」という鋭い指摘が入りました。

この後、開発陣も悩みに悩んだのは言うまでもありません。再度評価を重ねて、やはりブリッジの構造をシンプルにし、素材も軽くすることで、ボディーの響きを強すぎる素材で堰きとめてしまうのではなく、右から左に受け流す!いや、確実に伝達することにしました。 

こちらは、斜め45度の弦裏通しの構造にも最適なブリッジです。もちろん、お好みで、従来の弦の張り方もできるようになっています。(私はもちろん裏通しをおすすめしています。)

さて、今日も長くなってしまいましたが、いずれの部分も、コンセプトにある、究極の鳴り、バンド内でも抜ける低音、という現代のRockベースの役割を強く意識して開発をはじめ、焦点を絞って、たくさんのアーティストの方の協力のもとに、仕様を決定するに至りました。店頭で見ていただくお客様には、完成されて、販売されているものしかありませんので、こういった開発ストーリーをなかなかお伝えできないのですが、この場が少しでも、ヤマハのモノづくりの一端を御理解いただけるのに参考になれば幸いです。

限られた時間のなかで、商品を作りこんでいく過程を私も目の当たりにしましたが、これまでに書きました仕様については、開発者の熱い想い、ベースのヤマハとしての誇り、ヤマハミュージッククラフトのクラフトマンシップが詰まっています!

最後の最後までしつこいですが、ベーシストの皆さま、どうか手にとって、弾いてくださいね♪

さて、最終回は、新しいBBファミリーを紹介します。散々このベースは良い良い!って宣伝してきて、使ってくれるアーティストはいないんです。。となれば、ちょっとがっかりですよね!

次回、ナイスなアーティスト写真をがっつり用意致しますので、乞うご期待!

Bb2024x_vintage_w  

2009年11月11日 (水)

New BBを熱く語るっ!あらためて、A.R.E. 、I.R.A.って何?

Rockyです。勝手に連載企画、New BBを熱く語るっ!の更新が滞ってしまいました。

決してさぼっていたわけではないのですが、少し間があいてしまってすいません。

気を入れ直して、早速,Vol.3に行きたいと思います。

A.R.E.I.R.A.こちら英語3文字だけだと何がなんだか良く分かりませんが、二つとも楽器の音響特性を高めるヤマハの技術になります。

なかでも、A.R.E.に関しては、ヤマハ高級アコースティックギターのLシリーズですでに採用されています。  (→こちらをどうぞ)

たとえば、ウイスキーなどでも、10Yとか、12Yという表示で、10年、12年もののウイスキーがあると思います。私はウイスキー通ではありませんが、やはり寝かせたウイスキーなどは、口あたりがまろやかで、且つ熟成された独特の広がりがあると思うのですが、楽器もしかり、良く乾いた木であったり、長年弾き込まれた楽器というのは、音が良いですよね!

それを、作りたてほやほやの段階からやってしまおうというのが、A.R.E.(アコースティック・レゾナンス・エンハンスメント)の処理だと思ってください。

以下リリースから抜粋

Photo

温度、湿度、気圧を高精度に制御することにより、木材のミクロな物性を長年使い込まれたギターと同様の状態へ変化させる、当社独自の木材改質技術です。また、その過程において薬剤等は一切使わず、環境面への負荷が低いのも特長です。

これだけだとちょっと分かりにくいかもしれませんので、もう少したとえ話を入れさせてもらうと、髪のキューティクル(私は美容には、無頓着ですが。)を整えると健康で美しい髪になるように、このA.R.E.処理をすることで木材のなかに眠っている成分が整って、結合し、それが音響特性にも高い効果があることを、長年の研究で証明することができました。

しかし、このA.R.E.の処理をBBを構成する全ての木材パーツに採用しているのではなく、あくまでもボディー材の部分にのみ処理をかけています。これは次回Evaluation編でも触れるのですが、端的に言うと、やり過ぎは良くない!!おいしいところに、ほんのりかける。といった感じで、数々の実験からもボディー材にのみ施すのが一番音にも良かったですね。

もちろん、A.R.E.処理がされているからといって、それ以上音がよくならないのか?とか、最初から音が良すぎて、長年使っていくと今度は衰えていくのではないか?といったご意見もありますが、ご心配無用。我々はそういったシュミレーションも重ねてうえで、このA.R.E.を自信を持って、アコースティックギター、そして今回のBBに採用しています。

もちろん、アコースティック楽器の醍醐味である、弾き込んでより良く自分の音にしていくといった部分も従来通りありますので、このA.R.E.は、

あくまでも初期段階で楽器のポテンシャルを、頭一つ、いや二つほど抜ける程度あげている処理だと考えてください。弾き込めば弾き込むほど、どんどんプレイヤーのスタイルに合った音になっていきます。

音響スペクタクル↓ データもとってみました。

Are

そして、I.R.A.こちらも結局は楽器の鳴りを良くする技術で、もうすでに何年もギターを弾いておられる方なんかは、しばらくギターケースに眠らせていた愛用のギターを久しぶりに弾いたときなんかに、

「あれ?(汗) もう少しこのギター音良かったはずやのに。。。なんか音悪い」という経験をされたことがあると思います。やはり、アコースティックギターは「振動」が鳴りに直結する部分で、ネックとボディーが接合している部分や、ブリッジとボディーが接着している部分などにストレスがあると、音が響かない場合が多いです。

I.R.A.(イニシャルレスポンスアクセラレーション)は、出荷前にベース本体に一定の振動を与えて、響き、サスティーンなど、アコースティック楽器の鳴りを良くする効果であります。

実際に、私も 工場でBefore (I.R.A前)- After(I.R.A後)の実験をやってみたことがありますが、弾いてみて、思わず、テレビショッピングの音声で「わぁー、えぇー??ほんとに~!!」と聞こえてくるあのマダム達のように、驚嘆の声をあげたのを覚えています。

本体の構造自体が、鳴りを追及して設計されたという話は、Vol.1でもしましたが、今回お話させてもらった、A.R.E. I.R.A.というヤマハ独自の技術が、これでもか!といわんばかりにいい仕事をしていますので、とにもかくにもベーシストの方は一度手にとって、まず生音で弾いて欲しいですね。

さて、次回はアーティストEvaluationを通してです。いよいよ終わりが近づいてきましたが、どうか最後までおつき合いくださいpig

2009年11月 6日 (金)

2009 楽器フェア in パシフィコ横浜 初日。

0013です。

2009楽器フェア~。 2年に一度この時期に行われている国内最大規模の楽器イベント!

今日は初日です。(開催期間:11月5~8日) 

Photo ←写真のセンスが全然無い・・・苦笑) 

でも、入口に間違いは無いです。 

中は様々な楽器を見る事が出来るのは勿論なのですが、メーカー・スタッフがその場に

居ますので、ダイレクトに質問をぶつける事も出来る! 自分の中の”?”が”!”に

変わる事間違い無し! 恥ずかしがらずにどんどん質問して下さいませ。 

 YAMAHAブースは巨大っす。 

P1020127 ←広いのでピンが合わない・・・。

 

 ドラム・ブースのご紹介。

先ずは、これこれ ↓ 超新商品のDTXーMULTI 12  

ついに出たマルチ・パッド! パチパチパチ。

Dxtm12 ←YAMAHAブースで叩けます。

Photo_2  Pc

スタッフもハマる!↑勿論、開場前の図ですよ。  ↑ PCとの接続例  

会場を訪れる、ドラマー&パーカッショニストは特に注目。

これ、面白い! http://www.yamahasynth.com/jp/library/virtual_dtx_multi12/virtual.html

勿論というか当然、DTXTREMEⅢ、DTXPRESSⅣ、DTXPLORERもご用意しています。

これを機会にレッツ・トライ!

アコースティック・ドラム 

Phx Oak Abso

Photo_3 Sd Sd2

展示しているセット及びスネアはアビテックス(防音室)の中でチェック出来ますよ!

 どしどし、お待ちしています! 

2009年10月23日 (金)

New BBを熱く語るっ! 新たな仕様について 編

Rockyです。

前回は、ボディー構造についてお話させてもらいましたが、今日は、BB2024, BB2024Xのボディー構造以外の仕様についてお話したいと思います。

まずは、ピックアップ。言うまでもなく、こちらはエレキベースの心臓部です。ボディーの鳴りを極限まで高める設計をしているのですが、肝心のピックアップがイマイチだと元も子もありません。

 今回ヤマハの開発陣が採用したのが、『オープンフェイス構造といいまして、ピックアップの上面を弦になるべく近くなるような工夫をしています。(下図参照)

Photo_4

Photo_5

絵を見ていただくと、ピックアップのボビン(金具)の部分が、カバーと兼用になり、その部分が剥き出しになっているのが分かると思います。これによって弦の振動を確実にとらえて、またダイナミクスレンジの広いサウンドメイキングを可能としています。もちろん、ボビンと、マグネットの素材選びにも時間をかけて、出力、反応性のバランス等、細かな部分にも気を使っています。

見た目もすっきりしてかっこいいでしょ?(ルックスも大事!)

Photo_10

お次はネックについて、ネックといえば、やはり演奏性に直結する部分で、弾き易さに大きく関わる大事なパーツですが、同時に音にも大きく関わっています。骨太Rockサウンドを追求していく過程で、ネックのシェイプも適度に骨太になっています。握ってすぐは、今回のBBのネックは「太い」と思われる方もいらっしゃると思いますが、握りとガッツのある音のバランス感が絶妙で、ちょっとやそっとでへこたれるネックではありません。 (ボルトオンなので、いざというときは、交換できますしね。)

ただ太いだけならこれで終わりなのですが、5ピースネックと言いまして、3ピースのネック材に2本ほど、比較的やわらかいマホガニー材を挟んでいます。下の写真はヘッドを写していますが、2本の茶色いラインがマホガニー材のラインです。このマホガニーが間に入ることで、サウンドのレンジを広げて、低音のふくよかな響きを出すことにこっそり貢献しています。最後に今回のBB2024用のネック材は、メイプル材をネック材として切り出すときに、木目の向きにも気を使っています。(細かい)結論だけを言いますと、ネックが安定して、反りにも強くなっています。

Photo_11 ←ヘッド部

いかがでしょうか?やっぱり長くなってしまいましたね。しかし、あと3回こんな感じで続きますので、最後までどうかお付き合い下さいleo

次回は、A.R.E.  I.R.A.って何?編です。

それでは今日はこのへんで。

2009年10月21日 (水)

New BBを熱く語るっ! 新型BBのボディー構造について 編

Rockyです。今日から下記のテーマを5回に分けて、本日情報解禁となりましたヤマハベース、BB2024&BB2024Xについて、お話したいと思います。 

  1. 1, 新型BBのボディー構造について
  2. 2, 新たな仕様について
  3. 3, あらためて、A.R.E. 、I.R.A.って何?
  4. 4, アーティスト Evaluationを通して
  5. 5, BBアーティスト紹介

早速、今回のBBの写真はこちらっthunder 1stインプレッションはいかがでしょうか? 

Bb2024x_vintage_w Photo_3 ピックガード付も満を持しての登場です!

ではでは、本日のテーマ、「新型BBのボディー構造について」ですが、今回のBB、なんとボルトオンの構造を採用しています。ヤマハベースに詳しい方は、BBと言えば、スルーネックでしょ?と思われる方も多いと思います。が、しかし究極のパッシブRockベースを作る!という命題の下、熟慮に熟慮を重ねた結果、立ち上がりが早く、歯切れの良いボルトオン方式を採用し、骨太質実剛健な音に仕上げました。

そして、「String through body」と言いまして、読んで字の如く、弦を裏通し可能な仕様にもなってます。裏通し構造自体は、特に珍しいものではないのですが、この斜め45度の角度をつけることによって、普段弦が直角に曲がるところを、なるべく滑らかに、素直に弦通しができるようになっています。ベース弦てやはり太いので、サドル上でもロスがない方が弦自体の振動をボディーに伝えやすく、これも音の良さに一役買ってます!

こちらがその部分の写真ですが、見た目もなかなかかっこいいでしょ?

Photo_4

Photo_12

そして、もう一つこちらは、新型BBを語る上で絶対に外せない仕様の一つ、スプラインジョイントです。

Photo_11

上の絵を見ても?な方もいらっしゃるかもしれませんが、通常エレキベースは、廉価版や、一部の超高価格商品を除いて、2枚の材を接合してボディーを形作ることが多いのですが、今回のBBは3ピースの材をある特殊な接合方法で接着しています。

説明しますと、センターの材と両サイドの材の間 に溝(スリット)を設けて、その溝に板状のスプラインを挟みます。これはまさに大工さんが接着強度を増すために使っている工法のようなもので、ベースにこの手法を採り入れたのはヤマハが最初ではないでしょうか?もちろん、こうすることによって接着面積が増えて、確実に振動がボディー全体に伝わります。十分なボディー振動は、「よく鳴るベース」の生命線ですので、スプラインジョイントも、先ほどの、弦の裏通し構造と合わせて、ヤマハのこだわりのポイントです。ただ、このスプラインジョイントは、ボディー内部の話ですので、完成品からは当然見えませんよね!今日は特別に、一枚の写真を用意しました。これはボディー材を接着する前の状況です。右の板の溝に入った材が、スプラインであります!

Photo_9

  • ・ボルトオンの理由
  • ・ストリングスルーボディー構造
  • ・スプラインジョイント

と本日はおもにボディー構造に関してお話させてもらいましたが、やっぱり長くなりましたねpig (ごめんなさい。)というわけで今日はこのへんで。

言い忘れましたが、今回のBB、楽器フェアヤマハブースで展示される予定です。ART blog初の勝手に連載企画(New BBを熱く語るっ!)も、楽器フェアの当日までには終了の予定ですので、ベーシストのみなさんには、まずは、手にとって仕上げの良さ、音&手にとったときの感触を体感してください!