11月22日に島村楽器奈良店で行われました田中彬博さんのアコースティックギターライブ&クリニックの模様をレポートします。
本年9月アメリカはカンサス州で行われた「International Fingerstyle Guitar Championship」において第2位という快挙を達成した田中彬博さん。
その卓越したプレイを間近で観ようと集まった人々で会場は超満員。異様な熱気に包まれる中、セミナーはいざスタート!
←満員御礼!
この日、田中さんはLJX36C AREや、NCX1200Rなどのギターを使用し、それぞれのギターの特徴にあった曲を続々にプレイ。その卓越したテクニックから奏でられる心地よい珠玉のギターサウンドに場内だれしもが酔いしれました。
←田中さんと愛器LJX36C
クリニック・タイムでは、田中さんがよく用いる変則チューニングやウォーミングアップ法を惜しげもなく披露。持参のギターを取り出し試される方、熱心にメモを取られる方の姿が印象的でありました。
Q&Aコーナーでも質問が多数よせられ、気がつけば、90分の予定がアンコールも含め120分にも及ぶという、熱いライブ&クリニックとなりました。
←熱いライブパフォーマンス
これまで何度も田中さんのセミナーに立ち合わせて頂きましたが、そのたびにギターから放たれる音色に目覚しい進化/深化を感じます。1ヶ月前と今日とでは確実に違います。
私は、田中さんほど日本人らしいギタリストはいないのではないかと思います。
吉川忠英さんはじめ様々なアーティストとの競演、日本国内はおろか世界各地でのデモンストレーション演奏、ギターを通じての様々な出会いとふれ合い・・・
それらすべての経験を糧として自分のギタープレイを昇華し続ける・・・
それはまさに、海外の様々な文化を巧みに取り入れて独自の文化を育んできた日本文化のあり様と相通じるものを感じます。
これからも田中彬博さんからは目が離せません!!